self-contained resolvers are used for servomotors as a position feedback system for cantilevers

ブラストホールドリル

ブラストホールドリル

軸受一体型レゾルバは、サーボモータの速度制御の他にも、ブームの角度フィードバックシステムとしても使われます。例えば移動式クレーンや鉱山の掘削機において、ブームの正確な角度位置を検出します。

アプリケーションの詳細説明

課題:

トンネルを発破(爆薬を用いて掘削)する場合には、いわゆる装薬孔に爆薬を充填しなければなりません。発破後、幸いにもトンネルの輪郭がきれいに出れば、その精度に応じて追加作業は省略できます。現在では、複数のブーム(ドリル)を備えた移動式ブラストホールドリルにより、センチメートル単位の精度で穿孔位置を定められます。トンネル掘削作業は、粉塵や水、作動油との戦いです。とりわけ強い振動や衝撃は、従来のインクリメンタルエンコーダにとって、早期故障の原因となります。しかし、十分な堅牢性を備えたレゾルバを採用すれば、計画した予算の範囲内で作業を進めることが可能です。ドリルの張り出した形状と、修理時にはアクセス性の確保が必須なことから、レゾルバは機械の内部ではなく、多くの場合において外部の影響をより受けやすい場所に取り付けられます。したがって、機械的強度と安全設計に対する要求はより高くなります。

ソリューション:

機械や駆動装置をより堅牢に設計し、最小限のダウンタイムで可用性を最大化することは、鉱山での作業に限らず、全ての分野における重要課題です。LTNは、軸受一体型レゾルバにハウジングを追加して、機械的または環境的な影響からレゾルバを保護しています。多様なサイズとハウジング設計で、保護等級はIP68まで、耐振動性は50Gまで、耐衝撃性は100Gまで可能です。また、ハウジング形状によっては、ケーブルガイドやコネクタを取り付けられるため、高度な通信要求にも対応できます。さらに、特殊な電気めっき処理(ガルバニック処理)で被覆したハウジングが、作動油、塩水、水酸化カリウム溶液などの腐食性の強い媒体からシステムを保護します。

軸受とハウジングが一体となったレゾルバシステムを搭載したドリルは、地山性状に応じてセンチメートル単位の高精度で発破孔の位置決めを可能にしますので、工期と予算の遵守にも大きく役立つでしょう。

応用分野

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スリップリング製品案内

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