faqs about products and applications at LTN

スリップリングに関するFAQ

製品やアプリケーションに関してよくご相談いただくご質問

スリップリングについてのよくあるご質問

スリップリングとは何ですか?

スリップリングは、静止体と回転体の間で電力、信号、データの伝達を可能にする電気機械部品です。

LTNのスリップリングの特徴は何ですか?

LTNのスリップリングには、長年の実績を誇る摺動材と接点方式が採用されています。この接点技術において、ロータとステータには高品質の材料のみが使われます。また、接続には、最適な組み合わせのケーブルとコネクタのみを厳選して使用しています。

寿命(耐用年数)はどのくらいですか?ばらつきは大きいですか?

技術特性上、スリップリングにはある程度の材料の摩耗は避けられません。スリップリングが予期せず故障すると、大変な被害が生じる可能性があります。そこでLTNでは、スリップリングの状態監視システム(ADSR)を開発しました。これにより、異常の早期発見が可能となり、予期せぬ故障の発生を防ぐことができます。詳細についてはADSRの項目をご覧いただくか、お問い合わせください。喜んでご案内させていただきます。

振動は耐用年数に影響しますか?

ボールベアリングの場合と同様に、スリップリングへの連続的な振動は寿命を縮める原因となりますので、避けなければなりません。お客様のアプリケーションで振動が避けられない場合には、定期的に360°回転させることが可能かどうかご確認ください。これにより、耐用年数を延ばす効果が得られます。

寿命の予測は可能ですか?

技術特性上、スリップリングにはある程度の材料の摩耗は避けられません。スリップリングが予期せず故障すると、大変な被害が生じる可能性があります。そこでLTNは、特定のスリップリング技術において、予期せぬ故障を回避できるソリューションを開発しました。詳細については、お問い合わせください。

メンテナンスコンセプトを教えてください。自分でメンテナンスはできますか?

当社は、接点技術に応じて異なるメンテナンス方法をお勧めしています。詳細については、スリップリングのマニュアルをご確認ください。

スリップリングの交換部品を単品で購入することはできますか?

基本的に、スリップリングの交換部品はLTNから購入していただけます。ですが、様々な理由からご購入をお勧めできない場合もあります。

耐用年数が経過した製品を修理することはできますか?

スリップリングの設計や状態に応じて、修理が推奨されるかどうかを個別に判断する必要があります。状況によっては、修理可能な場合もあります。

SC012、SC020、SC040にはトルクアームがありません。ロータはどのように回転させるのですか?

スリップリングのロータを回すまたは駆動させるには、いくつかの方法があります。

ロータを中空軸に挿入し、イモネジなどでロックします。
ロータを、Oリングが入った中空軸に挿入します。ロータとゴムの間の十分な摩擦力で、ロータを回転させることができます。
この際、ロータとステータが連動しないように必ずご注意ください。スリップリングのボールベアリングが損傷し、早期故障の原因となります。 

スリップリングの標準的な動作温度範囲を教えてください。

'スリップリングの動作温度範囲は、最も弱い部品の温度抵抗によって決まります。お客様ごとに提供しているスリップリングの種類は非常に多いため、標準的な動作温度範囲をお答えするのは困難ですが、目安として動作温度範囲は-20℃~+70℃とお考え下さい。

どの接点技術が最適でしょうか?

お客様からの新規お問い合わせをいただく度に、当社のエンジニアもこの問題について考えます。接点技術は、多くの要素を考慮した上で選定されます。 

電気的、機械的、材料的な負荷はどれくらい大きいのか?コスト的制約から生じる要件は何か?空間的な制約はあるのか?アプリケーションによっては、この制約の数は大変多くなります。

したがって、個々のアプリケーションの制約と要件をすべて満たすものが、最良の接点技術ということになります。

LTNのスリップリングに有害物質は含まれていますか?

有害物質を含む材料や補助材は、主に接着剤とシーリング材に含まれています。使用されている接着剤とシーリング材は、当社製品の機能性と安全な使用を保証するものですが、使用量は必要最小限に抑えられています。

LTNのスリップリングはどのように廃棄すればよいですか?

スリップリングは通常、環境に害のない材料で作られており、電気電子機器廃棄物として処分することができます。メーカーへの返品を希望される場合は、事前にLTNまたは当社担当者にご連絡ください。

スリップリングの標準的な出荷検査はどのように記録されますか?

LTNでは、100%(全数)の出荷検査を行っています。検査記録は必要に応じて保管され、シリアル番号で確認することができます。

モジュール型スリップリングに潤滑剤を塗布する必要はありますか?その場合、どのように潤滑すればよいですか?

LTNのスリップリングは、通常は調整済みですので、潤滑は必要ありません。潤滑剤が必要となる特定の技術に関しては、マニュアルに別途記載されています。

各デザインの注文可能期間を教えてください。

基本的には期限はありません。LTNは、少なくとも法律上および契約上の規定を遵守します。デザインが古くなった場合や、特定の材料が入手不可能になった場合には、お客様と共同で代替品を開発します。

LTNでは、カスタムメイドのスリップリングも製造していますか?

当社は、完全にお客様のニーズに沿って製品やサービスを提供します。高度な自社製造能力により、お客様のご要望に合わせた特殊設計の製品を製造することができます。ぜひご相談ください。

スリップリングで伝送可能な最大データレートを教えてください。

デザインやサイズにもよりますが、デジタルデータは最大で10Gb/sで伝送可能です。各製品の最大データレートについては、データシートをご参照いただくか、当社までお問い合わせください。

スリップリングは、各種媒体用ロータリージョイントと組み合わせることもできますか?

はい、可能です。回転体における電気的な伝達(スリップリング)と各種媒体用ロータリージョイントの組み合わせ、特にオイルや圧縮空気、光ファイバーなどとの組み合わせには、すでに多くの実績があります。ロータリージョイントを組み合わせたプロジェクトを計画されている場合は、ぜひ当社にご相談ください。お客様と一緒にハイブリッド・スリップリングを設計させていただきます。

芯線の識別(配線色一覧)についての情報はどこにありますか?

ロータとステータの電気的接続の位置や説明は、各スリップリングのデータシートに詳細に記載されています。データシートがお手元にない場合は、お気軽にお問い合わせください。

規定の回転数を超えるとどうなりますか?

データシートに記載の回転数を超えると、スリップリングとブラシの接触に影響が出ます。その結果、送信される信号にノイズ成分が多く含まれるようになる場合があります。また、速度が上がると摩耗が進み、期待耐用年数より早期に使えなくなる可能性があります。

問い合わせの際に必要な情報は何ですか?

お問い合わせに迅速かつ確実にお答えするために、ホームページにお問い合わせフォームを設置しています。このフォームには、スリップリングの仕様を特定するのに必要な主なデータと、最も重要なパラメータを入力していただくようになっています。お問い合わせフォームは、製品分野のスリップリングのページからダウンロードしていただけます。

LTNのカスタマーサービスへはいつ、どのように連絡すればいいですか?

日本語でお問い合わせをご希望の場合は、sales (at) heidenhain.co.jpへお問い合わせください。
お電話でのお問い合わせをご希望の場合は、ハイデンハイン株式会社の各営業所へお問い合わせください。
LTN本社に英語でお問い合わせをご希望の場合は、当ホームページの英語版コンタクトページより、お問い合わせください。

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