slip rings made by LTN for machines for the production of plastic fabric

プラスチック生地の生産機械

プラスチック生地の生産機械

フレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ)は、プラスチック生地で作られた大袋で、粉粒体の輸送に適していますが、最大容量が1300リットルもあるため、高い強度が求められます。フレコンバッグ生産機械のトップメーカーは、LTNのスリップリングを採用しています。

アプリケーションの詳細説明

課題:

フレコンバッグはサイズも多様ですが、フレコンバッグ製造メーカーのカスタマーは、材料として自社製の合成繊維を指定します。製造を開始する前の準備工程において、糸は複数のローラを介して加熱延伸されます。ローラの加熱装置に電力を供給するのが、LTNのスリップリングです。この工程ではスリップリングが非常に高速で回転するため、特にブラシが急速に摩耗します。過酷な動作条件を課されるスリップリングシステムにおいては、摺動接触による機械的な摩耗・消耗はどうしても避けられないため、「恒久的に信頼性の高い電気的接触をどう達成するか」というジレンマを常に抱えています。そのため、極力メンテナンスを必要としないスリップリング・ソリューションが求められています。また、機械のダウンタイムを最小限に抑えるために、ブラシの寿命を監視できるようにしなければなりません。さらに、摩耗したブラシをお客様自身で交換できるよう、メンテナンスしやすい設計になっている必要があります。

ソリューション:

LTNは改良を重ねることで、この問題を解決しました。まず、摩耗耐性のあるブラシ材料を使用することで、摩耗を低減させました。消耗部品は、取付具とともに完全にモジュール化されているため、メンテナンスの際には、お客様の現場で簡単に交換することができます。しかも、相対的にコストの高いその他の部分(ロータ、ハウジング、軸受、電気的接続部)は引き続きご使用いただけますので、交換コストを大幅に削減することができます。

より難しいのが、摩耗の監視です。当社は、DWD(Direct Wear Detection、摩耗直接監視)という特許取得済みのシステムを搭載することで、この問題を解決しました。機械的摩耗に基づいて、スリップリングの状態を検知し、故障が起こる前に警告を発します。すなわち「予防保全」のシステムです。あるブラシが特定の摩耗限界に達すると、他のブラシとは独立して、別の監視回路を通じて、無電圧接点で電気的なパルス(トリガ)を発生させます。LTNの負荷スリップリング用摩耗直接監視システムはモジュール化されていますので、様々なサイズの幅広いアプリケーションにお使いいただけます。

応用分野

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スリップリング製品案内

ご覧のアプリケーション用製品についてご説明します

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エンジニアリング

当社では、ご覧のアプリケーションに特化したカスタムメイドのソリューションを開発しています